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学校経営

令和2年度の学校経営について
2020年04月01日

 今年度は、かつて誰も経験したことのない混迷の中でのスタートとなりました。生徒、保護者、そして教職員も、この先どうなるのだろうと不安が大きいことでしょう。新型コロナウィルス感染拡大を防止することには誰も異存はないでしょうが、「通常の社会生活がいつ、どのように戻ってくるのか」という思いとともに「学校では、教育活動をどのように再構築していくのか」について、社会全体が注目しています。学校としても、少しでも生徒や保護者、地域の皆様に見通しを示していきたいところですが、未だ先が見えない状況の中で明確に答えることのできないジレンマを抱えています。

 一方で、学校が長期にわたって休業をしている中で、学校で学ぶ意義が再確認されているように思います。マスコミ等で話題になっているインターネット上のコンテンツによる学習は、学習内容の要点を効率的に伝えたり、個別に適した方法で定着を図ることができ、授業を補うという点では有効ですしょうが、新学習指導要領で求められた「育成を目指す資質・能力」の獲得は当然ながら難しいと考えます。体験的に身に付く資質・能力、問題解決的に身に付く資質・能力、協働的に身に付く資質・能力、集団生活の中で身に付く資質・能力など、学校教育活動だからこそ実現できる資質・能力の育成が改めて確認されたと考えます。それは「Society5.0」時代の到来をはじめとする社会や生活の変革を見据え、予測困難な時代をしなやかに生きる未来の創り手を育成することでもあります。

 このように学校教育の意義を強く認識し、本校では新型コロナウィルス感染防止に向けた取組とともに、基本である「知育、徳育、体育」を見直しつつ、学校だからこそ学べることを「育成を目指す資質・能力」の獲得に向けたより質の高い教育を創造していきます。

<学校経営の基本方針>

(1) 生徒と共に汗を流し、共に感動を味わえるよう「共汗・共感・創造」を念頭に工夫を凝らした教育活動に取り組む。一方、新学習指導要領の導入に備えて、積極的に教育活動の見直しを行う。
(2) 一貫性のある活気あふれる学校づくりを目指し、学校運営組織が活性化するように、学年・分掌が機能的・能動的な組織となるよう全職員で協働する。【芯の通った学校組織】
(3) 教職員一人一人が、新たな時代にふさわしい資質・能力を備える必要性を理解し、積極的に研修に努めるとともに、校内研修の効果的な推進に努める。【積極的な自己研鑽・能力開発】

  

学校経営のグランドデザイン → R02_学校経営グランドデザイン.pdf