戦後80年8.6平和授業
今年は戦後80年を意識するように年度当初生徒に話をしました。世界が混とんとしている昨今,戦後80年という節目の年に平和を意識して欲しいという思いを強く持っています。今年の8月6日の朝のニュースでも戦後80年を意識したニュースばかりでした。
山国中学校の8.6平和授業では,広島より原爆伝承者の金本(かねもと)隆子(りゅうこ)さんをお招きして講演を聞きました。4年前にも伝承者の松田久美子さんのお話を聞く機会がありましたが,その頃の生徒はもういません。定期的に伝承者の方々のお話を聞くのは貴重な体験になるのではないかと思います。
この日は金本さんが被爆体験者の「切明(きりあけ)千枝子(ちえこ)さん」の体験を伝承していただきました。生徒の皆さんにとって想像もつかない内容のものもあったかも知れませんが,金本さんは切明さんの思いをそのまま伝えてくれたことと思います。切明さんの残した,「平和というものは座っていればやってくるものではありません。たぐり寄せて掴み取り,しっかり力を合わせて守らないと,どっかへ逃げてしまいます。」という言葉は私たちが平和を守っていかなければならないという決意を強くさせてくれました。これからも私たちは平和を意識して日々の生活を送っていかなければなりませんね。
