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堀越けいにん氏 講演会「これからもこの世界で生きていく僕たちが大切にすべきこと」

堀越けいにん氏 講演会「これからもこの世界で生きていく僕たちが大切にすべきこと」

10月19日 元衆議院議員であり、作業療法士・僧侶・社会活動家(「ポリティクスアンドライブ」代表)として幅広く活躍されている堀越けいにん氏をお招きし、講演会を開催いたしました。
1時間におよぶ熱のこもった講演に、生徒たちも真剣な表情で聴き入っていました。自身の体験や地域猫活動(TNR)、現代社会の課題を通したお話は、自分らしく生きることや他者と寄り添う大切さを改めて考える貴重な機会となりました。

1. 「答えのない問い」を考え続ける「非認知能力」

教科書通りの正解を出す力だけでなく、「幸せとは何か」「当たり前のルールは何のためにあるのか」といった答えのない問いを深掘りし、考え続ける思考力(非認知能力)がこれからの時代に不可欠です。

2. 動物保護(TNR活動)から学ぶ「共生」と「思いやり」

地域猫のTNR活動(さくら猫)などを通して見えてくるのは、外見や障害で差別せず「今を全力で生きる」動物たちの姿です。 優しさは頭で考えるだけでなく、日常の行動(エレベーターでの声かけや席を譲る行動など)として練習・実践していくことが大切です。

3. 人権の本質と「自分軸」で生きること

人権とは誰かから与えられるものではなく、生まれながらに誰もが持つ「人として生きる権利」です。他人と成績や能力を比較して一喜一憂するのではなく、過去や未来の「自分自身」と比較しながら、自分らしく生きることが尊重されるべきです。

4. 尊厳を守る対話と真の「自立」

  • 対話のルール: 「相手が5秒で変えられない特徴(外見など)」には触れない・いじらないこと。相手の尊厳を守るコミュニケーションが基本です。
  • 真の自立: 自立とは何でも一人でこなすことではなく、「困ったときに『助けて』と言えること」、そして「周りに頼れる人がいること」です。

5. 多数決だけではない「民主主義」の合意形成

民主主義は単なる多数決で少数派を切り捨てる仕組みではありません。アレルギーや個別の事情を持つ minority(少数派)の声にも耳を傾け、話し合いを通じてお互いが納得できる「第3の選択肢」を見出していくプロセスこそが民主主義の本質です。

6. 子どもを「権利の主体」として尊重する

こども基本法や子どもの権利条約に基づき、子どもを単に「保護される対象」として扱うのではなく、一人の「権利の主体」として意見を聴き、一緒に対話しながら物事を決めていく姿勢が求められています。

おわりに(生徒代表お礼のことばより)

「人権」を単なる言葉ではなく「人として生きる権利」として学び続け、身近な人の孤立や悩みに気づき、誰もが自分に自信を持って共に生きていける社会を目指して、小さな一歩から実践していきます。