第6回 卒業式
昨日の3年生の素晴らしい合唱を聴いて、1、2年生も心から卒業式を成功させたいと思う気持ちが一層強くなり、今日は素晴らしい卒業式となりました!! 3年生113名だけでなく、全校生徒の気持ちが一つになった卒業式。
ありがとう3年生。そして、卒業おめでとう!
校長式辞
ひと雨毎に春の色が濃さを増し、開花を待つ桜の蕾の息吹が感じられる今日の佳き日に、玖珠町町長 宿利政和様、玖珠町議会議長大野元秀様、大分県立玖珠美山高等学校教頭是永健一郎様、町教育委員会からは教育長職務代理日隈茂一朗様をはじめ教育委員の皆様、学校運営協議会会長梅木洋一様のご臨席を賜り、本校第6回卒業式を挙行できますことに、職員を代表して、また、113名の卒業生と共に、心より御礼を申し上げます。
さて、卒業生の皆さん。ご卒業おめでとうございます。皆さんとの出会いは二年生からでしたね。当初の印象は、礼儀正しくきびきび行動する集団でしたが、何か内に秘めた可能性を感じました。その予感が当たったのは、修学旅行の取組でした。旅行の当日だけ頑張るのでは無く、日々の学校生活の目標を定め、その取組を反省し、改善するサイクルを創り、目標達成の「ビンゴ」を取り入れることで達成感を感じさせる工夫により、自分達の力で、見事に旅行の目標を達成できました。
3年生になると、その取組を全校に広げ、縦割り班掃除や、遠足を兼ねた「おうばん会」の企画、生徒達の力で運営した体育祭。星翔祭では、感動的な合唱に加え、バンド演奏にもチャレンジしましたね。
3学期は「玖珠町の魅力発見と、さらなる提言」を行い、卒業前には、「感謝と伝統」とテーマに、挨拶と掃除に取り組む「卒業プロジェクト」を展開しました。他にも部活動、JGL、弁論、作文、書道等でも多くの実績をあげましたね。
このような自主的な取組を通して多くのリーダーが育ち、本校が目指す「自律した生徒であふれる学校」に近づいたと思います。みんなありがとう!
保護者の皆様。お子様の御卒業、誠におめでとうございます。本日をもって義務教育九年間を修了されました。これまで、うれしかったことも、辛いこともありましたよね。どうか、お子様の成長した姿をじっくりみてください。今夜は、力一杯ほめてあげてください。そして、保護者の皆様も、自分をほめてください。
これまで、至らぬ点も多々あったと思われますが、それにも関わらず、本校の教育に多大なるご理解とご協力を頂いたことに深く感謝申し上げます。
「ああ、答えのある問いばかり教わってきたよ・・・」
確かに私達大人は、これが正解だ、ということを教えてきたかもしれません。しかし、みなさんはその答えだけでなく、友達と対話をしたり、学級で話し合ったり、また、時にICTを活用し、情報を集め、発信することで「ルールとは」「なぜ勉強するのか」「友情とは」「夢」「進路」等、答えの無い問いに対し、考え、悩み、時にぶつかりながら、自分なりの正解を探してきました。
これからの世の中は、正解がない時代とも言われています。でも、ここ星翔中で学び合い、答えの無い問いの「学び方を学んだ」みなさんなら大丈夫です。
そして、本校で取り組んできた、3つの行動目標
・自分がする(人のせいにしない)
・みんなとする(相手のよさを認め合い、お互い補っていく)
・ほめあう(相手の良さや価値を発見する。そして、自分もほめてください)を、
思い出しながら、これからも、夢の実現に向けて頑張ってください。我々もずっと応援しています。
「明日からは僕だけの正解を、いざ探しいくんだ。また会う日まで」
「よーい、はじめ」
令和七年 三月七日 校長 山香 昭
午後、卒業証書を渡した生徒さんもいます。
本校卒業生113名全員が参加できました!! 夢に向かって羽ばたこう!!