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秋好先生提案授業(1年2組国語)

秋好先生提案授業(1年2組国語)

秋好先生の提案授業はさすが指導教諭!!と思わせる見事な流れの授業でした!!
・単元全体のめあて「小説を読み味わう力をつける」の提示
・目をつぶって想像させる。その後近くの人と30秒それぞれの考えを相談。
・相談をしたから、誰でも発表ができる。だから、列指名で発表させる。
・その後、再話ゲームの目的(どんな力をつけるか)、方法と手順を説明。
・CDで朗読を聴きながらメモをとらせる。
・全員起立し、2人ペアになり、小説の内容を1分間で相手に説明する。
・その後、200字以内で小説の内容を入力させる。

とにかくテンポが良いので、生徒たちは集中力を切らさずに学んでいました。
この授業のあり方は、多くの教科の参考になると思いました!!!

<授業を参観された先生方から>
・指示をして、個人で考えた後に30秒間の交流を行うと、安心できる、他の考えも知ることができますね。とても有効ですね。そして、男女関係なく学んでいましたね。授業もそうですが、日常の学級経営が良いのでしょうね。
・交流をさせているから安心して発言ができます。だから、挙手でなく列指名で多くの生徒に発言の機会を与えています。参考になります。
・ゲームをする前に、このゲームの目的やつけたい力を丁寧に説明することは大切だと感じました。私はすぐにゲームをするので、今度からは取り入れたいと思いました。
・このゲームのゴールを、小学校でやった「ごんぎつね」の例で示していました。このように何をするのかゴールイメージを示すことは大切ですね。
・10分以上CDの朗読を聴きながらも、集中力を切らさずにメモをとっている姿に驚きました。やはり、つけた力やゴールイメージが共有されているからでしょうね。
・秋好先生は、CDの朗読中は、生徒の考えをしっかり見ています。このように、生徒の反応から授業を組み立てるのですね。指導案にない展開になるかもしれないけど、生徒の考えを生かしながらその後の展開を考えるのでしょう!!さすがです。まねしたい。
・朗読のCDを効果的に使ってます。しっかり聴かせるためにプロの朗読は効果的ですね。だから、長い時間も集中できます。
・あらすじを1分間で説明させる際、ペアで立ってやらせていました。これで一気に集中できますね。
・授業中に立つような場があると、授業に参加したような気持ちになりますね。立たせるだけでもいいなあとおもいました。
・内容を200字でまとめたことを入力する際、ほとんどの生徒が入力を終えていました。先ほどの一対一の交流があるから安心して打てますね。
・生徒から、「さっき見せてくれた、先生がまとめたごんぎつねの例をもう一度見せてください」という生徒の要望がありましたね。生徒がよりよいものを作ろうとしている証拠ですね。ここまで生徒のやる気を引き出すとは!!参りました!!!
・PCだと、文字入力や修正、コピペも簡単にでき、さらに文字カウントを使用することで、200字以内にまとめることができますね。これは、作文用紙では難しいですよね。PCの良さを生かしていますね。
・200字以内にまとめるとなると、たくさん取ったメモを削るのに勇気がいります。これからは多くの情報から限られた字数でまとめる事が大切だから、今日の授業はとても意義があるものだと感じました。
・ジャスト200字で書いた子もいました。203文字で書いた生徒が悩んでました!次時の授業もみてみたい!!!
・優れた授業はこれまでの経験や研鑽、そして教師としての愛に基づく立ち位置によって生み出されていると感じます。このような授業を互見授業及びChatを利用して見える化・情報化して分析することで、教師の力量を相互に高めることにつながると思います。若手が先輩の優れた授業に触れて共同化、先輩は授業を見せることで表出化、先輩から学んだ知識を若手の知識と合わせて連結化、それを授業実践で反復練習して身体化していく内面化、というプロセスが互見授業で得られる効果ですね。※SECIモデルに基づく。
・「暗黙知」(主観的な知識)から「形式知」(客観的な知識)への転換を効率的に行うには、
 ①リーダーを決め、ナレッジ活用ビジョンを策定する。
 ②これまで意識してこなかった「暗黙知」を洗い出す。
 ③ナレッジを共有・創造・活用できる場・仕組みを作る。
  ことが大切だと学びました。
※ナレッジとは知識・情報・知見。文字として可視化された情報だけでなく、体験から得た技術や技能、経験などを含めてナレッジと呼ぶ。