第2回 日田教育事務所訪問
大分県教育庁日田教育事務所から、
所長 川邊 一寛 様
次長兼指導課長 杉野 好治 様
学校改革担当指導主事 中津留 崇宏 様
指導主事 姫野 玄徳 様
玖珠町教育委員会からは、
指導主事兼参事補 河村 幸一郎 様
がお越しになり、全学級の授業を参観されました。
とりわけ川辺所長さんは、校舎内を駆け回り、30分の間に13学級の授業を2回も参観されるというフットワークの軽さです。
その後は、それぞれの授業において、大変的確なご指導を受けることができました。
今回は、本校の生徒会長をはじめ、2年生の執行部のメンバーも参加し、教育事務所の所長さんたちの質問に答えるような場も設けました。
生徒たちは
「自分で問題を作ったり解いたりする授業がすき」
「教科書の内容を自分でプレゼンソフトでまとめるのは楽しい」
「友達どうしで学び合うような場がもっとほしい」
「単元テストの前に基礎を押さえるような復習を、終わったらやり直しの場がほしい」
「テスト前の復習は、(社会のように)ゲーム方式を取り入れてほしい。ポイントがつくような授業はやりがいがある」
さすが2年生の生徒会執行部員です。大人からの質問にも素早く堂々と答えていました。そして、我々教職員の目指す姿と重なりました。
その後は、学校マネジメントの深化や授業改善の徹底、いじめ・不登校対策等の推進、体力向上の推進・健康課題への対応、働き方改革の推進について協議を行いました。
事務所の皆様の温かいご指導と生徒たちのおかげもあり、今日はとても充実した事務所訪問になりました。ありがとうございました。
<ご指導を受けた点>
・5月以来の訪問であったが、成長した生徒たちや教職員が多い。特に3年生は受験モードに入っている。
・数学の授業では、違っているグラフを3種類示すことで、生徒たちが正解を求めようとする意欲へとつながっていた。
・社会は、キャラクターをつくり、そのキャラクターに助言するという工夫があり、そのため生徒たちがしっかり課題を認識している。
・国語の授業は教室がとても温かい空間だった。理科の実験も生徒たちが協力し合ういい雰囲気だった。
・一問一答のような授業は生徒はきつい。生徒が自分たちで学びを進められる授業を目指してほしい。(ゲーム性やポイント制はいいかも)
・「ふりかえり」は、その良さを生徒も教師も実感できるものであるべきである。そのため、評価基準を明確にする必要がある。
・「ふりかえり」をしっかりやっている学校では、テストの無回答率が減ったという報告もあった。ふりかえりを行うことでどのような成果があったかを出し合ってみては。
・取組指標や進捗状況から、できなかった点だけでなく、うまくいった点をみつけそのことについてもしっかり分析すべき。
・そのためには、教師の「みとる」力も必要。生徒の変化をしっかりと評価できる力を、互見授業等で鍛えてほしい。
・授業力はある程度のレベルまでは校内研修で引き上げるべき。その後、それぞれのやり方に任せていく。
・生徒指導については、生徒会活動などを通じて、自治力を育てるべき。教師は一歩下がって生徒に解決させるような方策を。
・今日は、生徒の意見を聞けてよかった。生徒からだされた意見は実現させてほしい。