高齢者支援体験学習
中学校「家庭科」の単元に「福祉」についての学びが位置付けられています。
家庭や地域で高齢者との関わりを協働するために、立ち上がりや歩行などの介助の方法や知識、また実際に立ち上がりや歩行などの介助や、介助される側を疑似体験して気持ちを考えるなどの学習をします。
また特別の教科「道徳」においても「利他の心」を身につけさせ、併せて実践できるようにするため、「相手の立場を考えて行動することの意味と大切さ」を学びます。
今回はその両方の授業をコラボレーションさせて、10/9(水)の5限目に日本赤十字社大分支部から講師をお招きして、生徒・教職員対象に体験学習会を開催しました。
初めに介助についての基礎知識について説明を受けた後、高齢者の疑似体験を代表の生徒・教職員がしました。体にたくさんの装具・おもり・視野を狭めるゴーグル等を取り付けて……。
視野の狭さや、体が自由に動かないことの大変さやストレスを改めて実感できました。
※皆さん、動きが制限されて四苦八苦…。でも先生たちはとっても似合っていましたよ(笑)。
続いて介護体験。なんでもかんでもやってあげるのでなく、介護の基本は「自立支援」であることも理解できました。
今回の実習は、立ち上がりの支援と、車いす介助の基本。実際やってみると、なるほどと思うことばかり~
今回の体験学習でたくさんの新しい発見に出会うことができました。またここから大切になるのが、その場面に出会ったときに、自分から素早く行動に移せるかですね。行動を後押しする「小さな勇気」も一緒に育てながら、これからの生活に生かしていきたいと思います!