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「五馬中だより 第2505号」(抜粋)

「五馬中だより 第2505号」(抜粋)

ネット社会に生きるための力を育てよう

6月25日(水)5限目 公益財団法人ハイパーネットワーク社会研究所の主任研究員である矢野 歩実(やのあゆみ)さんを講師としてお迎えして、「新時代を生きるみなさんへ ~中高生のリテラシーとモラル~」と題して、ネット活用における学習を行いました。
この学習では、まず「情報リテラシー」う言葉を学びました。「情報リテラシー」とは「情報を活用する能力」ということです。そのためには以下のような力が大切になるそうです。


※情報を見極める力
 今のネット社会には本当に多くの情報があふれています。中には「フェイクニュース」という意図的にウソの情報を創ってそれをネットに流す人もいます。その情報が本当に正しいのか、ウソや偏った内容でないかを見極める力が必要です。

※人間の心理を理解しておく
 「エコチェンバー」⇒自分と似た意見や価値観を持つ人々が集まって、同じような意見に触れれ自分の意見が偏って固まってしまうこと。
 「確定バイアス」⇒自分の考えに近い情報ばかりを集め。反対の意見を無視したり馬鹿にしたりする偏見的態度


 こうした考えは、ネット社会だけのことではないと思います。
日ごろの学校生活や家庭、地域で過ごすときも、まずは、うわさ話や真実かどうかわからない話をすぐに信じたり、他の人に伝えたりしないと云う事です。また、自分の意見をしっかりと持つことと、相手の意見が自分と違ってもその話を最後まで聴いて冷静に判断すると云う事です。

ネット社会が急に成長してきた現在では、改めてこうした力の育成こそ重要だと思います。