ドリームスクール 德田弁護士をお迎えしました
6月20日(金)5・6限、3年生を対象に「德田靖之さん(弁護士:德田法律事務所)を講師にお迎えし「生きていく上で大切なこと」と題して講演会を行っていただきました。
中学時代に障がいをもって生まれた友だちとの出会い、そして自分の生い立ちから「できれば、大人なって恵まれない状況でも頑張っている人たちのために働きたいと思った。」「困っている人のためになる仕事って、何かしてあげるではない。一緒に歩いて行ける仕事・・弁護士を選んだ。」そして東京でおこった「中学校のいじめ(お葬式ごっこ)事件」や「血友病の友だち」との出会いなどから、人権問題から逃げないこと。勇気をもってひるまず行動に移せることが大事。最後に次の3つを大切にして欲しいとまとめてくださいました。
1.「自分らしく生きる」自分らしいとはどういうことか。多くの人と出会い、その人との違いを知ることで少しずつ自分なりに理解していく。
2.「どうしょうか迷ったら、より難しい方を選ぶ」優しいことを選ぶと喜びは少なく、失敗のダメージは大きい。難しいことへのチャレンジ、そして達成の喜びは計り知れない。失敗のダメージも少ない。
3.「障がいの友を得ること」友だちを見つけていく。ともに生きていくこと。
以下、生徒の感想の一部を紹介します。
3の1 Gさん 「これからの進路で迷ったりなど、今後たくさんの選択をしていくと思います。その時は、難しい方や絶対後悔しない方を選択しようと思います。
3の1 Kさん 「いつもニコニコしている人でも、本当は助けてほしいのかもしれない。そんな人を助けられるような人になりたいと思いました。
3の2 Sさん 「自分が苦しかった時に友だちが悩みを聞いてくれ、とても元気になれました。その友だちにすごく感謝しています。それをきっかけに分かったことは、自分は人に助けてもらわないと生きていけないんだなと。今日の講演会でいろいろな自分に気が付けました。
3の2 Kさん 「障がいを持っているからといって、同情や手助けを求めている訳ではないと学びました。今まで自分の中にあった独断と偏見が崩れ、多様な考えが持てるようになったと感じました。
3の2 Iさん 「自分たちが当たり前に起きている・生きていることはどれだけ尊くかけがえのないものなのか実感することができました。「自分が弱いと理解し、弱いながらも自分が正しいと思うことを貫きたいと思い続ける」という言葉がとてもステキだと思いました。
3の3 Nさん 「最も心に残った言葉は”ぐれる資格があるよな?” それに対して”地獄の果てまで弁護してやる」”という言葉でした。”ぐれても・・・という大変な人生を送ってきたからこその言葉に対して、どこまでも弁護してやる!という言葉は、正義感・使命感が本気で向き合っていないと出ない言葉です。私は今まで一日一日を当たり前として本気で向き合うことをしてきませんでした。今日を境に自分の人生を本気で歩みたいと思います。
3の4 Uさん 「人間はそんなに強くない。正しい行動をとれるという保証はない。というのを聞いて、今まで自分は強く見せようと弱さを隠そうとしてきましたが、たまには弱さも自分で受け入れようと思いました。正しい人間を願い続ければなれるのではないかという考えで逃げずに挑戦していこうと思います。また、なかなか気づくことができない身近な存在である友だちですが、当たり前のような存在に感謝したいと思いました。





