3学期 始業式 式辞
皆さん、おはようございます。
今日から3学期が始まりますね。冬休みはどんな時間を過ごしましたか?リフレッシュできましたか?
また、年末には交通安全や地域清掃、餅つき大会のボランティア活動に参加してくれた皆さん、本当にありがとうございました。地域の方々も「別府西中学校の生徒は素晴らしい」と感心されていました。皆さんの行動が、地域の明るい未来をつくっていると感じています。
さて、3学期についてお話しします。
3学期は、1年のまとめの学期であり、新学年に向けた準備の学期です。そして、この1年間を振り返り、できなかったことを修正する絶好のチャンスでもあります。皆さん、「1月はいく、2月は逃げる、3月は去る」という言葉を知っていますか?その通り、3学期はとても短く、あっという間に終わってしまいます。だからこそ、この短い時間をどう使うかがとても大切です。
ここで、皆さんに2つお願いがあります。
別府西中学校のキーワードは「夢」です。でも、夢といっても、将来の職業だけではありません。「なりたい自分」「叶えたいこと」も夢です。もっと勉強を頑張りたい、友達と仲良くしたい、部活動で成果を出したいなど、どんな小さな目標も立派な夢です。
ここで、大谷翔平選手の話をしたいと思います。昨年、大谷選手は50本のホームランを打ち、彼の50号ホームランボールがなんと6億6千万円で取引されました。これは世界中に大きな影響を与える選手になった証です。しかし、そんな大谷選手でさえ、高校時代には「小さな目標」からスタートしていました。
大谷選手は、高校時代に「目標達成シート」を作っていました。その中には、野球の目標だけでなく、意外にも「整理整頓」「あいさつ」「思いやり」「読書をする」といった日常的なことも書かれていたのです。
これが何を意味しているか、分かりますか?
どんな大きな夢も、まずは小さな目標をひとつひとつ達成することから始まります。
たとえば、富士山の頂上を目指すとき、いきなり登ることはできません。一歩一歩足を進めていくことで、ようやく頂上にたどり着くのです。皆さんも、この3学期で「最初の一歩」を踏み出してください。その一歩が、やがて大きな夢への道を切り開くのです。
皆さんが今のクラスで過ごす時間も、あと3学期だけです。このクラスでの時間を振り返ったとき、「このクラスでよかった」と思えるような絆を築けていますか?
クラスの中には、悩みを抱えている人もいるかもしれません。一人で抱え込まず、先生や友達に相談してください。助け合い、支え合うことで、クラスはもっと温かい場所になります。そして、そのクラスで過ごした時間が皆さんにとってかけがえのない思い出となるでしょう。
最後に、3学期は短いですが、皆さんにとってとても大切な時間です。
一人ひとりが目標を持ち、小さな一歩を大切にしながら、充実した毎日を過ごしてください。そして、「この3学期で自分は成長できた」と胸を張って言えるような時間にしていきましょう。