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冬休みは規則正しい生活と確実な自学を~合格に向けて~校長コラム

冬休みは規則正しい生活と確実な自学を~合格に向けて~校長コラム

2学期の家庭学習の状況   すばらしい!! 2学期はみんな勉強しました!!!

1学期の始業式の際に、生徒の皆さんには「対外テストの結果や家庭学習調査」からみて本校の課題は学力だと明確に伝えました。そのうえで、「2学期は家庭学習時間を、1学期の家庭学習時間より1分でもいいから増やしてほしいと呼びかけました」。それを受けて各学級でも家庭学習への動機づけを行ってくれました。

その結果2学期における全校の平均家庭学習時間は2時間6分となり、1学期より約30分増加し、全国平均も上回る結果となりました。この大幅な増加は「夢タイム」の取り組みが大きく寄与したと考えています。この学習習慣を定着させるためにも、引き続き意識して取り組むことが重要です。

冬休み中も、家庭学習時間の継続をお願いしたく存じます。子どもたちに「やればできる」という自信を持たせるために、ご家庭でも引き続きご協力をお願いいたします

以下具体的に学力向上に向けて書かせていただきます。

・本年度の学力向上の取組

本年度、本校では「学力向上」を重要な課題の一つとして、生徒が自ら学ぶ意欲を育てることに力を入れています。その一環として、生徒が将来の夢や目標を見つけ、そこから学ぶ意欲を引き出す「内発的な動機づけ」に重点を置いています。具体的には、「夢プロジェクト」や「よりみち夢アカデミー」といった地域の力を活用した取り組みを通じて、生徒一人ひとりが自身の未来に関心を持つ機会を設けています。

また、学習時間の確保と自学習慣の定着を目指し、2学期は以下のような具体的な取り組みを行っています。

  • 家庭学習時間の確保:下校時刻を昨年度より平均30分早めることで家庭学習の時間を確保。
  • 「夢タイム」の実施:毎週水曜午後を家庭学習に充てる時間とし、学習意欲を高める指導を実施。
  • 教員の働きかけ:担任をはじめ全教員が夢や目標、学習の意義について生徒に語りかける場を定期的に設けています。

こうした取り組みの成果として、2学期全体の平均家庭学習時間は2時間6分と、1学期から約30分増加し、全国平均を上回る結果となりました。特に「夢タイム」の導入による学習習慣の向上が顕著であり、家庭学習時間の大幅な増加につながっています。

しかしながら、冬休みは、年末から正月にかけて学習時間が減る傾向にあります。当然、家族で年中行事を楽しむことは大切ですが、3年生は入試を控えています。1,2年生も冬休み明けに大切な学力調査が行われます。

冬休みに向けたお願いとご家庭でのサポート

冬休み中も継続して学習時間を確保し、「やればできる」という自信をお子さまが持てるよう、以下の点にご協力をお願いいたします。

  1. お子さまの努力を認める
    家庭学習時間や取り組み内容について、「何をどれだけ頑張ったか」を具体的に褒めてください。たとえば、「2時間も頑張ったなんてすごいね!」と成果そのものを認める言葉がけが効果的です。
  2. ポジティブな感情を伝える
    お子さまの努力を見て、「お母さん(お父さん)は嬉しい」といった感情や、「あなたが頑張っている姿を見て、私も安心したよ」と感謝や共感を絡めた言葉で応援してください。
  3. お子さまに合った学習を支援する
    宿題や課題以外にも、読書や基礎的な練習(漢字や計算問題)など、お子さまが取り組みやすい学習を進められるよう、アドバイスをお願いいたします。

効果的な声かけのヒント

お子さまがやる気を持ち続けるためには、結果だけでなく、努力のプロセスをしっかり認めることが大切です。「感謝共感型の褒め方」や「自己共感を伴う褒め方」などを意識すると、より強いモチベーションにつながります。
たとえば、

  • 「毎日コツコツ頑張っていて、見ている私も嬉しいよ」
  • 「宿題をしっかり終わらせてくれてありがとう。安心できるよ」
  • 「夢に向かって努力している姿を見て感動したよ」

こうした声かけにより、お子さまは自分の努力が誰かを喜ばせたり助けたりしていると実感し、社会的なつながりや自己価値感を得ることができます。

参考になるホームページ

前回もご紹介しましたが、以下のサイトでは、お子さまへの効果的な声かけや家庭学習のサポートに役立つ情報を紹介しています。ぜひご覧ください。