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保護者・地域・学校と連携した別府西「夢」関連プロジェクト

保護者・地域・学校と連携した別府西「夢」関連プロジェクト

別府西「夢」関連プロジェクトの推進


令和6年10月9日 別府西中 校長

保護者・地域・学校で連携して学校の教育目標を達成る取組である別府西「夢」関連プロジェクトを進めるために、新たに「別府西を考えるコア会議」を新設し、校区保護者に「地域人材を募集するチラシ」を配布し協力者を募った。

方針
1,「別府西を考えるコア会議の設立」で作戦会議
短期間で効果を上げるプロジェクトを進めるため、その作戦会議を行う機関として「別府西を考えるコア会議」を新設。これは学校の教育目標を達成するための学校運営協議会の新しい形。「別府西を考えるコア会議」により、学校・保護者・地域が最大限の知恵を出し合う。「別府西を考えるコア会議」は熟議の場である。つまり、このコア会議は、地域や保護者、学校が協力して、現実的かつ効果的なアイデアを出し合い、短期間で成果を出すための具体的なプロジェクトを迅速に進める場となる。こうして、地域の知見を生かした多様な取り組みをすすめたい。(10月9日で12回実施 拡大会議を1回)

2「地域人材を広く募集するチラシの配布」で地域人材募集  
地域人材を募集するチラシを校区や保護者に配布したところ、思いがけず地域に多くの隠れた人材が存在していることがわかった。専門的な知識や経験を持つ地域の方々が、生徒の夢を育むために協力を申し出てくれた。これにより、生徒たちはさまざまな職業や人生経験に触れ、未来に対する新たな視野や目標を見つける機会が広がることを期待。地域全体が一体となり、子どもたちの夢を支えるプロジェクトが進んでいけばと考えている。

取り組み内容
「別府西中『夢』関連プロジェクト」は、生徒たちが夢を持ち、その実現に向けて進むための多様な取り組みを、学校・地域・保護者が一体となって支援するプロジェクト。具体的には、以下の7つの取り組みが行う。

1,「夢」プロジェクト(夢プロ)  ※対象の学年は学年主任と相談の上決定。
地域から生徒に影響を与えることができる人材を募集し、その中から「心に火をつける」ことのできる地域の先生を選び、集会形式で授業を行う。また、一度に20名程度の地域の先生に来校いただき、少人数グループで、生徒が興味のある職業の先生と体験活動や交流。生徒に刺激と目標を与え、夢につながる意欲を高める。これは教育課程に位置付ける。

2,よりみち「夢」アカデミー   ※対象は、全校の希望者
生徒アンケートから「なりたい職業」のベスト10を選び、その職業に就いている方々を学校に招待。生徒は希望者が放課後の多目的ルームに寄り道。交流を通じて、職業に関する具体的な話を聞くことができ、将来のキャリアについて考えるきっかけを提供。

3,「夢」タイム   ※対象は全校生徒
生徒自身が夢や学習について考えるための時間。月に2回程度、水曜日は午前中で授業を終え、午後は自宅で自分の夢の実現に向けて学びや活動をする時間として設定。自ら学ぶ時間とする。

4,多様な学びの会  ※対象は希望する教職員・保護者・地域の方・校区小学校の教職員
保護者、地域、教職員を対象にした研修会で、これからの多様な学びについて議論。生徒が夢をつかむための新しい教育の方向性やヒントを共有し、教職員・保護者・地域の方の意識を高める。

5,「夢」クラス(検討中)  ※学びの杜 と協議中
地域の塾と連携し、日曜日に生徒の学力を補うためのクラスを開催。この取り組みは、学力保障と夢の実現に向けた具体的な学びを提供。生徒が必要な知識とスキルを身に付けるための場とする。

6、生成AIと「夢」探し  ※事前研修の対象は、本校教職員・市内教職員希望者 「夢」探しは希望学年・クラス
株式会社「キタイエ」の協力のもと実施され、最新の生成AI技術を活用して生徒が自分の夢を見つけるためのヒントを得る取り組み。

7,地域とともに「夢」を感じる即興笑劇 抱腹絶倒の即興コメディ ※対象は全校生徒 中部中と連携
地域自治体に呼び掛け、別府西中学校を舞台に、地域住民と生徒が一堂に会し、「夢」をテーマにして舞台と観客の垣根を越えた演劇を実施。

周知活動
職員向け:職員室「夢」通信を発行して情報を共有。
保護者・地域向け:ホームページに「別府西『夢』関連プロジェクト」専用ページを設け、取り組みを発信。
これらの取り組みは、生徒一人ひとりの夢の実現をサポートし、地域全体が協力して生徒たちを育てる環境を提供。

全体の関連性
これらの活動はそれぞれが独立してるが、相互に関連し合いながら生徒の成長をサポートするシステムとなっている。たとえば、「夢」プロジェクトで得た刺激をもとによりみち「夢」アカデミーで深掘りし、生成AIを通じて具体的な「夢」を探し、さらに「夢」タイムで自分の学びを深めるといった一連の流れがでる。また、教職員・保護者・地域は、「多様な学びの会」が「夢」を育む研修の場となり、「夢」クラスで生徒の夢をかなえる学力保障を地域支援により図る。全体の取り組みをそれぞれ関連させながら、一体となって生徒を支えたい。