よりみち「夢」アカデミー~消防士編~大好評
生徒たちの心に響いた“本物の声”
5月23日(木)本校多目的ルームで消防署長の井元さんをお招きし、26名が参加する、よりみち「夢」アカデミーを開催しました。参加した生徒たちにとって、大変充実した、学びの多い時間となりました。
講話では、井元署長ご自身の豊富な経験に基づき、消防士という仕事のやりがいや使命感について、熱意あふれる語り口でお話しいただきました。なかでも実際に井元さんが体験したお話は、生徒の心に深く響いたようです。
質問コーナーでは、すぐに多くの手が挙がり、活発なやりとりが続きました。
ある生徒が「現場では勇気が必要だと思いますが、どうして勇気を出せるのですか?」と尋ねたところ、井元署長は次のように答えてくださいました。
「私も、正直言って怖いと思うことはあります。でも、“人を救いたい”という明確な目的があると、不思議と勇気が湧いてくるんです。皆さんも、何か一つ目的を持って行動すれば、自然と勇気が出てくるはずです。」
この言葉に、生徒たちは真剣な表情で頷き、メモを取る姿も多く見られました。
その後も質問が途切れることはなく、予定時刻を大きく過ぎてしまったため、やむを得ず進行の先生が終了を促す場面もありました。
それでも会の終了後には、多くの生徒が井元署長のもとに集まり、個別に質問したり会話を交わしたりする姿が見られ、交流の輪が広がっていきました。
今回の講話は、生徒たちにとって、実際の職業人の“生の声”を聞く貴重な機会となりました。
2年生は今後、職場体験学習を控えていますが、今回の経験がキャリア教育の一環として、将来を考えるきっかけになってくれることを願っています。


