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その他の活動

校長あいさつ
2010年11月24日

 保戸島港

 本校は、大分県の南部、四浦半島東端沖(津久見湾口)の離島「保戸島」(穂門島・周囲4㎞、面積0.86k㎡)にあり、津久見港より定期船で25分の距離に位置します。                                                                                                                                               

 島の産業は、豊後水道に面する豊かな漁場に恵まれていることから、古来より水産資源により支えられてきました。大正時代よりマグロ漁業が盛んになり、特に戦後の経済成長、食文化の変化によるマグロの需要増を背景に、昭和54年頃には鮪延縄漁船137隻を誇り「日本一」と折り紙をつけられるようになり、生徒数も200名を超え中学校卒業後漁業に従事する生徒も多数いました。しかし、オイルショック、200海里経済水域の設定、水産資源の減少、輸入水産物の急増などによるマグロ漁の停滞にあわせ、島内人口・生徒数の減少がつづき、近年は生徒数10名程度の小規模校となっています。地域や保護者の皆さんの島の誇りや教育に対する意識も高く、教育活動に対して非常に協力的な地域です。                                                                      

   また、昭和20年7月25日には、米軍戦闘機による爆撃を受け、教職員、児童、生徒127名もの命が失われる悲しい歴史も持っています。毎年、小中学校合同で慰霊祭に参加するとともに、校内にある慰霊碑は、津久見市内の小学生の平和学習の場ともなっています。   

 以上のような地域や学校の状況を踏まえ、「ふるさと保戸島を愛しよく考えて学習する素直で思いやりのある心豊かでたくましい生徒の育成」を学校教育目標として掲げ、隣接する保戸島小学校と連携し指導にあたっています。指導の重点としては(1)授業力の向上、(2)学習を支える力の育成、(3)家庭の教育力の向上を3本の柱として、生徒が自分自身の進路を切り開いていくために必要な基礎学力の定着や島外に出ても積極的に人と関われるコミュニケーション能力を高め、ふるさと「保戸島」の豊かな自然や歴史を大切に誇りに思う生徒の育成に努力しています。

                                                                  津久見市立保戸島中学校  校長