HOME > 学校からのお知らせ > 共感 創造

学校からのお知らせ

共感 創造
2017年04月10日

平成29年度1学期

校 長 式 辞

 新採用の頃は入学式の季節に桜が満開でした。最近4月には散っていましたが今年は今が満開です。これは29年振りのことのようです。何かのいい前ぶれかもしれません。

 さて、昨年4月、毎日のように地震が続き、不安な日々を送りました。実際に家屋が損壊したとか、家族に犠牲者が出たという人に対して、どんなに相手の気持ちを感じ取ることができたとしても、同じ体験をしていない限り、「あなたの気持ちがわかる」という言葉は、安易に使うことはできません。本当の共感とは「気持ちがわかる」ではなく、「共に通じ合っている」感覚を持つことです。共感能力とは、相手の気持ちに共感することではなく、相手から「この人だったらわかってくれる」「この人だったら信頼できる」と感じてもらうことです。本校の校訓の「共感」とは、そういうことだったのです。

 校訓のもう一つは「創造」。人は、自分が挑戦する物事(勉強や運動)の限界を知った時こそ、本当の意味で創造的になることができます。限界に打ちのめされ、どう次の一歩を踏み出すかを考える時、ようやく知恵を絞り始めます。正面に壁が立ちはだかっているからこそ、上下左右を見渡し、視野が広がるのです。裏を返すと、壁を見ていないうちは、実はまだまだ可能性を突き詰めてはいません。思い通りにならない現実を突き付けられ、理想に裏切られる。この経験を経た人は、本当の意味で創造的になるのです。

 南中生徒と教職員は、「共感」し、「創造」して、とてつもなく素晴らしい学校になります。