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学校からのお知らせ

Go for it (90)! ~ 修了式
2019年03月26日

校 長 式 辞

 

「千里の道も一歩から」という諺は知っているでしょう。

 同じ意味の「ローマは一日にしてならず」は聞いたことがありますか。

 「全ての道はローマに通ず」と言われるほど繁栄したローマ帝国は、築くまで700年の歳月を費やし、長い苦難の歴史がありました。このことから、大事業は長年の努力なしに成し遂げることはできないというたとえになったのです。

 「小さなことをコツコツとを積み重ねることが、とんでもない所に辿り着くたった一つの道だ」と言ったのはイチローです。全く同じ意味を表しています。

ある知人は、学生時代ブラスバンド部で運動は大の苦手。就職して県内一周駅伝の監督から、「毎日90分走れば駅伝選手になれる」と言われ、生真面目な彼は言われた通りのことを続けます。

 当時現役選手だった自分は、いつか勝てると高をくくり、その年とうとう1度も勝つことはありませんでした。

 イチローの言うように、コツコツと積み重ねた努力が勝ったのです。

人は時間経過と共に鈍感になっていきます。

 幼い時、熱いものや辛いものは食べられなくても、やがて食べられるようになります。小学校時代、グランド3周で「エーッ」と言っていたのに、強歩大会で15km、20km走れるようになります。これは成長に伴う善い鈍感です。

 反対に悪い鈍感は、始めは気になっていた汚れになんとも思わなくなったり、時間にルーズになったりすることです。

長距離選手が故障して3ヶ月練習を休めば、どんなに鍛えた人でもすっかり普通の人になります。

 3周走れば息が上がります。翌日は4周頑張り、そして次は5周。その時々で筋肉痛や、暑さ寒さ、自分への甘えで立ち止まることもあります。

 しかし、諦めずに続ければ、やがて10周、20周、そして15km、20km行けるようになります。

 特別な人でないのです。誰にも同じ力が備わっているのです。

この春にやってみよう。