HOME > 学校からのお知らせ > Go for it! (39) ~ 協調学習研究発表会は明日!

学校からのお知らせ

Go for it! (39) ~ 協調学習研究発表会は明日!
2018年10月25日

は じ め に

竹田市立竹田南部中学校  

校長  志賀 哲哉

 

「教育の風は南から」を学校スローガンとする竹田南部中学校は、南生中と祖峰中を統合し、創立14年目を迎えました。「自ら学ぶ力の育成」「健康な体づくり」「基本的生活習慣の確立」の3つを重点目標に掲げ、また、生徒会は「美しい学校」「活気のある学校」「他校に誇れる学校」「地域に愛される学校」を目指す学校像としています。学校が一丸となって取り組む様々な活動が、竹田市に、そして大分県、さらにはもっと広い地域に影響を与え、南中からの爽やかな風になることを願っています。

大分県教育委員会「新大分スタンダードのすすめ」には、「主体的・対話的で深い学びの実現を」「学びに向かう力と思考力・判断力・表現力を育成するワンランク上の授業を目指して」とあります。生徒の理解を確かなものにして、自ら学ぶ力を高めるには、協調学習が最適と考え、全教科、全教職員で推進しています。ただ単に授業を受けるのではなく、友だちと教え合い、意見を交換し合う場が設定されている協調学習は、まさに授業に参加する手法であり、授業がわかりやすいという生徒の割合が増加傾向であることと連動しています。本校教職員の高い改善意欲、向上心があれば、完成形はまだ先の方にある協調学習をさらに一歩進んだ次元へ引き上げることが可能であると考えます。

本校は協調学習だけでなく、県のスクールヘルスアップ事業、体力アップおおいた推進事業の指定も受け、生活習慣・食習慣の改善、運動習慣の定着を図り、生涯に渡る健康づくりの基盤形成にも取り組んでいます。入学時は、ほとんどの種目で全国平均を下回っていた運動能力テストの結果が、2年、3年と年を追う毎に平均を上回る種目が飛躍的に増えています。このことは体力向上に関わる事業のみではなく、協調学習で身につけた、自ら考え、解決していこうとする姿勢も少なからず関係しています。

「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について(答申)」(平成29年12月)の骨子は、「予測困難な時代に、一人一人が未来の創り手となる」ことです。以前から故三宅なほみ教授は、グローバル社会を生き抜くために必要な能力として「21世紀型スキル」を提唱し、次のように語っています。

「今の時代は先の見えない、答えのない時代。これまで以上に人々は自分で疑問を持ち、他の人たちと協働して答えの見当を付けてその答えが正しいかどうか確かめながら判断して、前に進む知識や技能を求められています。ですから教室での学びがそういう知識や技能の獲得に結びついていって欲しいと考えて『協調学習』が大切と取り組んでいるのです。 ― 中略 ― (協調学習によって)1 人ひとりの学習者が他者の多様な考えを統合して自分の考えを深め、自分なりに納得した答えを得ることができるのです。こうした繰り返し学習で、コミュニケーション能力とか協調型問題解決能力などが培われてきます。大学生や社会人になってからではなく、小中学校の段階からそういう力を育むことが大切になっています。」

 さて、3年間のささやかな取組の集大成となりました。研究・実践を進める中で新たに見えてきた課題もあります。協調学習はまだ進化中であり、多くのみなさまのご意見をいただきながら今後もよりよいものになっていくはずです。

 最後になりましたが、研究を進めるにあたり、熱心にご協力・ご支援をいただきました竹田市教育委員会、東京大学、関係諸機関並びに各位に心より感謝申し上げます。