
校長室より

修了式には毎年問いかけるようにしていますが、
「1,2年生のみなさん、この1年間で成長できたことは何ですか?」
このような問いを投げかけられたときは、視点が必要で、そのことについて「意味づけ」「価値づけ」
をすることが大切になります。そして、その前に、「学校で学ぶ意味はどういうことか?」と言うことが
分かる必要があります。
卒業生が入学した時に、当時担任の渋谷先生は次のような質問を最初の学活でしたそうです。
それは、「なぜ、学校に来て、みんなといっしょに勉強するのか?」と言うことです。というのも、
インターネットが発達した現在では、有料かも知れませんが、動画を見ることができれば、学校の先生より
も説明が上手な有名塾講師(例えば、「今でしょう!」の林先生とか)が家にいても受けられます。
それでも、どこの国でもどの校種でも、多くの場合、みんなが集まって学んでいます。
どうして?
それは、勉強したことが身につくことも大切ですが、学校で、教室で、みんなで授業を受けたり、生活したり
することは、他にも大きな意味があると感じています。それは何かを、みんなといっしょに考えていきたいと
思います。…と。
学校は勉強を通して、授業で知識を蓄えるだけではなく、卒業式でもお話ししたとおり、学校生活全体で
「自立」し「協働」することで「創造(貢献)」していくことが大切です。その様な意味で、学校での学びを
捉え直すと、みなさんの生活も変わってくるかも知れませんね!