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学力向上の取組

平成28年度 授業改善計画(校内研究)のまとめ
2017年03月24日

 平成28年度 授業改善計画(校内研究)のまとめ

1、授業改善テーマ(研究主題)

「活用力を身につけ、仲間とともにたくましく生きる生徒の育成」

~論理的に説明する力を育成し、自己肯定感を高め、ともに学ぶ意欲を高める指導の工夫~

  研究仮説

 「話型」の基本型の一つである「なぜなら」を取り入れた説明や発表のための内容を吟味する時間を授業の中に設定し、論理的に説明する場面を「5分間説明タイム」として単元に一回以上は取り入れていけば、活用力の向上につながり、仲間とともにたくましく生きる生徒を育んでいけるであろう。

 

2、授業改善の重点  「論理的に説明できる生徒の育成」

3、取組内容     ○自分の意見を論理的に書くことや発表・説明の仕方の指導

4、取組指標   ①アクティブラーニングの授業を積極的に実施し、単元に一回以上は、「なぜなら」を使って自分の意見を書き、発表・説明する場面を設定する。

           ②各教科の単元の出口として、毎月、一教科毎の発表会(集会)を設定し、実施する。

           ③定期考査の活用問題として、自分の意見を「書く」問題を出題する。

           ④五馬中必読書30冊を図書館や教室にコーナーを設け、読みやすい環境をつくる。

5、検証指標   ①五馬中「振り返りシート(生徒意識調査)」において、以下の達成率を70%以上とする。

 ・授業中に自分の考えを書いたり説明したりしている。

 ・説明するときに「なぜなら」を使った。

 ・積極的に発表した。

 ・発表のときは、相手にはっきり伝わるように声を出した。

           ②毎月、生徒集会の教科の発表内容で「なぜなら」を使って説明できる。

           ③定期考査の活用問題で自分の意見を書ける生徒60%以上にする。

           ④必読書30冊のうち、1・2年生各2冊ずつは読破できるよう読書のすすめを工夫する。

6、研究方法

 (1)「新大分スタンダード」と「授業観察シート」の確認

 (2)アクティブラーニングについての研修

 (3)人権研修、ICT活用研修、特別支援教育の研修

 (4)学校図書館やICT・「活用型授業」を取り入れた授業の推進

 (5)校内研究授業:年間三回

 (6)一人一指導案の作成と研修

 (7)互見授業旬間の実施と取組状況の協議

 (8)各教科の単元の出口としての生徒集会での発表会の設定

 (9)「五馬中振り返りシート」の実施・分析(学期ごとに検証指標による検証・改善)

 (10)大分県学力定着状況調査・全国学力学習状況調査の結果の分析と対策

 (11)補充学習・家庭学習の組織的取組の確認

 (12)その他

  以上で取り組んできました。

 

 ◎研究の成果

1、校内研究授業

(1) 第1回校内研究授業会

① 期日:7月11日(月)英語科

② 学年:1年

③ 題目:「Sunshine English Course 1 Program 4-③」

④ 本時の授業改善の重点

    How  many  複数形?の疑問文とその応答文の文法的に大切なポイントを, ヒントを手掛かりにペアで互いに説明することができる。

⑤ 指導・助言から

  ・今日の主眼は,2つあったようだ。“できるだけ多くのペアで対話させ,言えるようになる”(主),“本時のポイントを説明できる”(サブ)であり,主眼はよく達成されていた。

  ・一番アクティブが必要なのは8活だったが,そのための手立てとしては,ペアをどんどん変わってHow many…で問答した。それは,能動的ではなく,させられているという風にも解釈できる。これをアクティブにさせるには,例えば,買い物ゲームをさせる,料理の材料を考える,人の持ち物についてなどアクティブ(能動的)となる手立てをさらに工夫しては?

  ・文部科学省教育課程企画特別部会における論点整理(平成27年8月9で示されるように,変化を見通せないこれからの時代において,基礎的・基本的な知識・技能を着実に獲得し,他者と協力しながら問題を解決していく力を子供たちに育むためには,「課題の発見・解決に向けた主体的・協働的な学び(いわゆる「アクティブ・ラーニング」)の視点(下記ア~ウ)から,教師自身が,子供たちの変化等を踏まえつつ自ら指導方法を不断に見直し,改善していくことが求められています。

       ア 問題発見・解決を念頭に置いた深い学びの過程(問題解決的な展開の授業)が実現できているか。

       イ 自らの考えを広げ深める,対話的な学びの過程(生徒指導の3機能を活かした授業)が実現できているか。

       ウ 見通しを持って,学習過程を振り返って次につなげる,主体的な学びの過程(1時間完結型授業)が実現できているか。

2016英語科研究授業の写真1 2016英語科研究授業の写真2

(2) 第2回校内研究授業会

 ① 期日:10月17日(月)理科

 ② 学年:3年

 ③ 題目:「中和反応後、中性になった水溶液に電流は流れるか」

 ④ 本時の授業改善の重点

       実験結果の理由を考える際、イオンモデルを使って水溶液中の粒子のふるまいを視覚的にとらえることで、既習した知識を根拠として、論理的な説明をすることができる。

 ⑤ 指導・助言から

    *1時間完結型の授業として、めあて 課題 まとめ ふりかえり をできるだけ意識した授業の実施を!(めあて ふりかえり は絶対使いましょう。)

     ・めあて・・・・「~~~しよう。」で統一を!

     ・課題・・・・・「~~~か?」(なのか?だろうか?できるか?)

      教科の特性もあるが、設定を! 

     ・まとめ・・・・子どもがまとめる。(子どもから引き出す。書かせる。)

          ・ふりかえり・・子どもが振り返る。(子どもがめあてを達成できたかを振り返る。平常は、手を挙げさせるとか)

    *生徒指導の三機能を意識した授業を!

2016理科研究授業の写真1 2016理科研究授業の写真2

 

(3) 第3回校内研究授業会

 ① 期日:1月25日(水)道徳(人権学習)

 ② 学年:2年

 ③ 題目:「日本の識字問題について考える」

 ④ 研究授業の視点

    (ア)「なぜ日本にも文字を知らない人がいるのか。」について、一人一人が自分の考えをもち、班の中で理由を添えて自分の意見を述べることができていたか。

    (イ)班の仲間の意見に耳を傾け、受け止めることができていたか。

    (ウ)班の話し合いと映像視聴から、「なぜ日本にも文字を知らない人がいるのか。」についてわかったことを、自分の言葉でワークシートに記入できていたか。

 ⑤ 研究協議のまとめ

    ・授業のふりかえりのプリントで、「自分で考え、話し合いで意見を出せましたか?」が7~8割の生徒が出せたと答えていた。「『日本の識字問題』について自分の考えがどう変わりましたか?」は、「文字を知ることができていることに感謝したい。」「戦争や貧困だけでなく、部落差別が原因ということも知り、ひどいと思った。」「『識字学級』のために自分のできることをしたい。」などがあった。

    ・次時の「むらもとはつ」さんの教材の授業で、「部落差別解消推進法(2016.12.9施行)」を扱う。(授業者)

    ・新大分スタンダードも生かされた授業であった。「なぜならば」を使う論理的説明もよくできていた。Uチューブの動画が授業にマッチしていて効果的であったが、視聴後、課題の答えとしてどんなものがあったかを生徒から聞き出すとよかったのでは?

    ・世界の識字問題と日本の識字問題の違いの原因を理解ができる授業であった。

    ・「何が差別か?」「どんな人権が奪われていたのか?」が授業で生かされていた授業であった。

2016人権学習提案授業の写真1 2016人権学習提案授業の写真2

2、教科ごとの発表会(生徒集会で論理的な説明 「なぜなら」を使って)

  ①  7月12日(火)数学科 3年生 

    題目:「円周の長さ・円の面積の公式は、

        円周の長さ=直径×3.14  円の面積=半径×半径×3.14

         と  ℓ=2πr  S=πr2 (2乗)              

        のどちらがよいか?」

 2016生徒集会での数学の発表

 ②  9月13日(火)保健体育科 2年生 

    題目:「健脚祭を終えて、先輩から学んだこと」

 

 ③ 10月19日(水)国語科 1年生 

      題目:「間違えやすい敬語(尊敬語と謙譲語の使い分け)」

         *相手や場面に応じた敬語の使い方

 

  ④ 11月10日(木) 英語科 2年生 

      題目:「My Dream」(なたもだ使用で)

  ⑤  2月13日(月)理科 1年生 

      題目:「圧力」

         *ペットボトルに暑いお湯を入れ,栓をして冷水で冷やすと,ペットボトルがしぼみます。なぜですか?など

 2016生徒集会での理科の発表

⑥  3月 音楽科 2年生 

      題目:「自分のお気に入りの楽章の紹介をしよう!」

2016生徒集会での音楽科の発表

3、読書活動と学力向上に向けて

 (1) (ペンだこタイム)での英語・数学の習熟の程度に応じた学習の取り組み

 

1年

数学

英語

自主その他

数学

英語

2年

英語

数学

自主その他

英語

数学

 *全職員で組織的に取り組む。

   数学基礎(教室)        担当(教諭・教頭)

   数学発展(会議室・音楽室) 担当(教諭2名)

   英語基礎(教室)        担当(教諭・校長)

   英語発展(会議室・音楽室) 担当(教諭2名) 

 (2)1・2年 朝自習とペンだこタイムで12月から5教科のフォローアップ(1月市学力テストに向けて)+課題(平日または週末)

 (3)3年 ・ペンだこタイム(セミナー学習)

   ・帰りの会後の補充学習(11月より、5教科:30~40分程度)

 (4)英検の指導

  ①  期間   1月11日(水)~ 1月19日(木)

  ② 時間  ペンだこタイム(15分)+ 昼休み,放課後

  ③ 受験者  3級 3名 ( 2年  3名)         →中学卒業程度

           4級  4名 ( 2年  4名)         →中学中級程度

           5級15名 ( 1年15名)       →中学初級程度

         ※3年生は,私立入試期間であり,受検していない。

         ※英検受験者全員が合格

 (5)1分間脳活タイム

  ① 授業はじめの1分間:前時のまとめの音読,前時の振り返り

  ② 授業の終わりの1分間:「今日のまとめ」の音読

 (6)必読書の取り組み(11月強化期間)

   ・朝読書の時間に、必読書のうち2冊程度の「読み聞かせ」の実施

    1年生:学年部教員または野内司書または図書委員

    2年生:学期に2冊ほぼ達成。

 

4、授業に関するアンケート(授業評価)の実施

 

5、互見授業旬間・・・3月13日(月)~3月15日(水)

  ・自分の空き時間を利用して2回以上の授業観察

  ・互見授業評価表(授業観察シート)に記入

  ・二日間の中で自分の公開する授業をセッティングする。

 

6、一人一指導案による研修

 ・期日:3月22日(水)

 ・教科:音楽、国語、保健体育科、英語科、数学科

 ・内容:指導案作成者からの説明と質問意見交換(本校の授業改善計画に沿って+ICT、図書館、B問題等の活用)

 

7、ICT・タブレット研修

  期日:2/22(水)15:10~16:40

  講師:大分県教育庁教育財務課情報化推進班指導主事

  内容:「県のICT教育の動向」・「初歩の使い方」・「本校のタブレットの有効的な使い方」等